
料理写真は「ちょっとしたコツ」で劇的に美味しくなる
SNSを見ていると、「どうやったらこんなにおしゃれに撮れるんだろう?」と思うような料理写真がたくさんありますよね。自分のスマホで撮ると、なんだかただの「記録写真」になってしまって美味しそうに見えない……と悩んでいませんか?
実は、「センスがない」と諦める必要はありません。一眼レフなどの高価な機材がなくても、いくつかのルールとちょっとしたコツを守るだけで、スマホでも十分にプロ級の美味しそうな写真を撮ることができます。ここでは、撮影の準備から加工までのステップをご紹介します。
【STEP1:準備編】料理を引き立てる「光」と「スタイリング」
自然光と半逆光を味方につける
料理写真において 最も重要なのは「光の扱い方」です。やってはいけないのが、青っぽい蛍光灯の下で撮ることや、カメラのフラッシュを使うこと、そして正面から光を当てる「順光」で撮ることです。順光はのっぺりとして立体感のない写真になってしまいます。
おすすめは、窓際などの「自然光」を使い、料理の後ろや斜め後ろから光が当たる「逆光」や「半逆光」で撮影することです。これにより、料理に影ができて立体感が生まれ、表面には食欲をそそるツヤや「テリ感」を引き出すことができます。
背景ボードや小物で世界観を作る
料理単体で寂しい場合は、小物や背景を工夫しましょう。植物や花、光を透過するガラス製品、料理に使った原材料やカトラリーを添えると、一気におしゃれな雰囲気になります。
また、背景も重要ですが、高価な撮影ボードを買う必要はありません。100円ショップで売っているプラダンボール(プラダン)と、木目調や大理石調などのリメイクシートを使えば、数百円で立派な「背景ボード」を自作できます。これだけで、生活感を消して美しい世界観を作ることが可能です。
【STEP2:実践テクニック編】シズル感を伝える「構図」と「アングル」
迷ったらコレ!基本の「斜め45度」と「C字・S字構図」
撮影のアングルに迷ったら、まずは「斜め45度」から撮ってみましょう。適度に奥行きが出て、料理の内容も一番伝わりやすい基本のアングルです。
さらに垢抜け感を出すなら構図を工夫します。丸いお皿の端をあえて思い切り画面外に見切らせる「C字構図」は、料理を大きく見せつつダイナミックさを演出できます。また、被写体や小物をS字に配置する「S字構図」を取り入れると、写真に動きや柔らかな印象を持たせることができます。
主役にグッと寄って「前ボケ・後ろボケ」を活かす
全体を写そうとするあまり、迫力のない写真になってしまうのはよくある失敗です。SNSでは、主役が画面の中央に来るように目一杯アップで寄り、お茶などの脇役は被写体に近づけて配置するのがポイントです。
さらに、スマホの「ポートレートモード」などを使ってピントの合う範囲を狭くし、「前ボケ」や「後ろボケ」を作りましょう。手前や奥のものをぼかすことで、奥行きと立体感が強調され、主役がよりくっきりと際立ちます。
【STEP3:仕上げの加工編】編集アプリでさらに「美味しそう」に魔法をかける
「温かみ(赤み)」と「明るさ」を足して食欲をそそる色へ
撮影して終わりではなく、最後の「加工」が美味しさを決めるカギになります。
まずは、食欲を減退させる青みを消すために、色温度(ホワイトバランス)を上げて「温かみ」や「赤み(オレンジっぽさ)」をプラスします。例えばiPhoneの純正写真アプリなら、「温かみ」を+20〜30、「色合い」を+10〜20程度に調整するだけで、劇的に美味しそうな色合いになります。その後、光が差している部分が白く輝くくらいまで「明るさ」を上げ、最後に少しだけ「彩度」を高くして鮮やかに仕上げましょう。
料理に特化したおすすめカメラアプリ
細かい調整が苦手な方には、料理撮影に特化した無料アプリ「Foodie(フーディ)」がおすすめです。料理をおしゃれに見せるフィルターが豊富に揃っており、自分が設定した加工を「レシピ」として保存できるため、インスタグラムなどで写真のトーンを統一したい時に便利です。また、真上から撮る(真俯瞰)際に、カメラが水平になると画面が黄色くなって教えてくれるサポート機能も付いています。
作る・撮る・食べる!料理写真をもっと楽しもう
料理写真は「美味しそうに見せること」が最大の使命です。光の向きを意識し、構図を工夫し、最後に少しの加工を加えるだけで、あなたの料理写真は見違えるほど魅力的になります。
上手に撮れるようになると、料理を作って食べる楽しみに「撮る楽しみ」が加わり、1度で3度美味しい素敵な趣味になります。ぜひ今回のコツを実践して、インスタ映えする最高の1枚を狙ってみてくださいね!

















